技術と日常。

日々の気が付いたこと・気になったことを残しておきます。

[AWS] SAA合格の勉強法と心得(ソリューションアーキテクト-アソシエイト)

概要

2022/08に、AWS SAA(ソリューションアーキテクト-アソシエイト) SAA-C02に合格しましたので、使用教材や勉強法について共有させて頂ければと思います。
なお、現行のSAA-C03試験ではありまぜんので、ご注意ください。
受験する方それぞれの経歴によって、最適な勉強法は違うと思います。参考程度にお読みいただければ幸いです。

プロフィール

投稿者は以下のような経歴です。

  • 普段はサーバーサイドアプリケーションの設計・実装が中心
  • インフラ歴としては
    • Google Cloud Platformにて、AppEngine, CloudSQLを経験
    • オンプレで、頼まれればLinux等を入れてAP/DB等を構築するくらいの温度感
  • 今年(2022年)に入ってからAWSを仕事で触るように
    • EC2はなんかコンピューターで、S3がストレージ?という程度の知識
    • 当初はS3をブロックストレージ(EBS)的なものだと思っていた
  • 他の所持資格は応用情報技術者
    • AWS SAAは人生初のベンダー資格への挑戦

勉強法

まずは座学

【SAA-C03版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座 | Udemy

SAA合格体験記にもよく登場する有名教材だと思います。
とりあえず、EC2/S3の章までを、ハンズオンとして実施しました。
EC2にアタッチするのはEBSで、S3はなんか便利なストレージなんだな、というくらいの認識ができてきました。
そのあとの章は、まずは講義部分を全部見て、興味がある部分を少し手を動かして、章末の小テストを解いて、という感じで、最後まで進めていきました。

最後まで一旦見終わったところで、付属の模擬試験①を5問程度やってみたところ、全く太刀打ちできずショックを受けたので、情報を収集することにしました。

練習問題を解く

【AWS資格】無料WEB問題集&徹底解説 | ソリューションアーキテクト(SAA)

まずこちらのサイトの練習問題を解いてみることにしました。
難易度は比較的簡単だと思います。とっかかりとしては丁度よかったです。しかし、基礎的内容のツボの部分は押さえられていると思います。
同じ問題で勉強している方のコメントが載っていて、ちょっと難しい問題の「引っかかったー!」等の反応を読みながら、1日2~30問ずつくらい、楽しみながら解かせててもらいました。

AWS SAA/SAP資格 予想問題集 Web版 | 日本語完全無料

次はこちらのサイトの練習問題にお世話になりました。
ひとつ前のサイトに比べれば、サービスの細かい内容まで聞かれたりと、全体的にワンランク難しい内容となっているかと思いますが、その分非常にタメになる内容で、本番対策として十分成立する内容だったと思います。
わからないところ、初見のところを、メモにまとめつつ、最後まで解きました。最終的には3週しました。

確かこの辺りで、SAA試験が改定になる情報を得て、慌てだした記憶があります。

Udemy模擬試験1周目

いったんUdemyに戻り、3つある模擬試験を解いてみました。以下のような成績でした

模擬試験① 模擬試験② 模擬試験③
1周目 83%(54/65) 69%(45/65) 77%(50/65)

※70%以上が合格点

模擬試験②があと1問足らず、惜しかったなー!という感想でした。

また練習問題へ

CloudTech | AWS初学者を導く体系的な動画学習

Twitterで情報収集をしていたら見つけたので、無料会員登録の範囲の200問を解きました。
問題レベルは難しいです。Udemyの模擬試験では問われていないサービスも出たり、切り口としても少々捻られていたりで「こんなの本当に出るの!?」と思いながら解いてました(ちなみに出ました。助かりました。)
このサイトは、なんといっても。問題を解いた後に出るまとめ資料が秀逸でした。 S3/EBS/ElastiCacheで、ユースケースに対してどれをえらべばいいのかの比較表のおかげで、今までなんとなくでしか選べなかった、例えばS3-Standard IAとGlacierの違いなどが、自信をもって選べるようになりました。
このサイトも、最終的には3週しました。

Udemy模擬試験2周目

試験も近くなってきたので、もう一度Udemyを解きました。

模擬試験① 模擬試験② 模擬試験③
1周目 83%(54/65) 69%(45/65) 77%(50/65)
2周目 84%(55/65) 87%(57/65) 80%(52/65)

※70%以上が合格点

なんだかんだで、全て合格点以上になりました。
しかし、2周目の模擬試験①では、ケアレスミスや、2個選択すべきところを1個のみ選択で飛ばしてしまったりと、よくない点の落とし方をしていたため、注意しようと思いました。
あと、模擬試験③においては、前わからなかった問題が、そのまま今回もわからなかった感じがあったので、改めて全体を通して復習をしました。

AWS公式の模擬試験

AWS認定の無料模擬試験がさらに便利になりました! | DevelopersIO

模擬試験があることをなんとなく知っていたので、試験前日に、上記記事を頼りにユーザー登録をし、試験を受けました。
結果16/20(80%)で、合格ラインではありました。
しかしまず、今まで勉強してきたどの練習問題より問題文が長いのに面くらいました。日本語の言い回しも少々独特でした。
また、結構頑張って勉強したつもりではありましたが、それでも聞いたことがない/考えたことがないようなことも、何問か聞かれました。
合格ラインはとったものの、これで本当に大丈夫なのかと不安を抱えながら、本番を迎えることとなりました。

試験当日

当日はピアソンVUEにて受験しました。朝一の時間に行ったのですが、私と同様?に、AWS試験を受けに駆け込みに来られている方も、何名かいるようでした。
CBTのテストは初めてで、大きめのワイドディスプレイに画面いっぱいに文字が出て「読みにくいなぁ……」と思いながら試験を受けました。
140分の試験のうち、80分かけ、残り60分のところで1周目が終わり、もう30分かけ見直しの2週目をして、30分残して試験を終えました。
手ごたえはそこまでなかったですが、最後にアンケートに答え「合格」の文字が出て、ほっとしました。
終わってみれば、なかなか得点できていたようです。

勉強/試験の心得

教材/練習問題が古いことがある

AWSは常に改善がされているので、教材/練習問題の内容にて、差異があることがあります。
「なんか前聞いたのと違う気がするな……?」と思ったら、公式のドキュメントにて、最新の情報を入手しに行きましょう。

試験自体が結構難しい

インターネットだと「未経験からxx日で受かりました!!」等の派手なタイトルを見かけますが、普通に難しい試験だと思います。
「ソリューションアーキテクト」というだけあり、クライアントの要望に対して「その要望に対して満たし方はいろいろあるけれど、最適なのはどれ?」ということを聞かれます。
「それでも満たせるけど、最適なのはこちらだよ。」という、ひっかけ的なものもあります。
個人的には、オンプレ等でインフラ構築の経験があるか、もしくはアプリ側で設計の経験があるか、どちらかでもあると、回答(提案)力に差がつくかと思います。

持ち物に気を付ける

ピアソンVUEにて試験申し込みが完了すると、英語のメールが来ますが、ちゃんと(Google翻訳等してでも)読みましょう。身分証が2つ必要なことを見落としそうでした。
あと、ポケットの中身や時計は持ち込めずロッカーに預けさせられるので、例えば高い時計なんかはしていかないことをお勧めします。

試験問題が長い

模擬試験のところでもでてきましたが、とにかく1問1問が長いです。
紙とペン(消せない)を渡されますので、頭で考えすぎずに構成図を描いたりだとか、途中で適度に休憩をはさむとかして、脳を休めつつ、最後まで集中できるようにしましょう。

1割くらいは全く聞いたことない問題が出る

体感1割(6問)くらいは「これ聞いたことないなーわかんないなー-」というものが出ました(勉強不足かもしれませんが)。
気を落とさず、AWSの気持ちになって「AWSならどうしてくれるかな」なんてことを考えながら、解けると良いと思います。

日本語に疑問を持ったら英語を

日本語が読みにくいです。イントネーションが微妙で、何を最適化するのか問われていることが微妙な時は、英語も見つつ解いていました。
それだけならまだ良いのですが、私の時は「なんかこの選択肢変だな……?」と思って、英語に切り替えて見てみたら、日本語と英語でサービス名が違っている箇所がありました……。日本人に厳しい。

終わりに

AWSは進化も早く、まだまだわからないことだらけですが、今までより少し自信をもって仕事に取り組めるようになりました。
資格の有効期限は3年なので、いつかSAPにもチャレンジ出来たらいいなと思います。